2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ダウ大幅回復、ルビーニ吠える

ダウは順調に回復して1.1%上昇の11,167ドルに到達。数日前の暴落をかなり取り戻した形である。S&Pもナスダックも好調で、上昇率ではダウを凌駕している。好決算を発表する企業も続々登場しており、回復は本格化したという印象だ。もっとも、原…

ダウ大幅落ち、いよいよ危ないヨーロッパ

一昨日(アメリカ時間で昨日)には、ダウが大きく下げていった。ギリシャ国債のジャンク化が嫌気されたという解説だったが、ゴールドマンの上院審問も、実は響いているのではないだろうか。もっとも、ウォール街人種はこの審問、無関心らしい。「市場が解決…

上院委員会、ゴールドマンを批判。いっぽう、超強気の論調が登場。

米連邦議会上院の調査恒久委員会、レヴィン委員長はゴールドマンが市場崩落で大儲けする戦略を立てていたと発言。はっきりと非難を帯びた口調のようだ。いっぽう、ゴールドマンのブランクファイン会長は「株主の利益になるよう行動していただけ」と応酬。実…

すごい泥仕合が……

「米上院が公表した資料によると、ゴールドマン・サックス(GS)<GS.N>が2007年後半、高リスクのモーゲージ証券類の下落を見込んだ取引で利益を上げ、幹部はこれを称賛していたことが明らかになった。」 これが、Yahoo! 日本語版のファイナンスのコ…

ゴールドマンCEO、訴えられる

アメリカ時間の22日(木曜)に、ゴールドマン・サックスのCEO以下経営陣数名が、顧客に集団訴訟を起こされたとのこと。監督責任を問われているようだ。これで民事、刑事双方で問題を起こしていることになる。トヨタは最終的に自動車の品質で勝負できる…

オバマで安心

朝方には100ドル近く下げていたダウだが、最終的には住宅着工件数が伸びたのと、オバマの金融規制改革についての演説の内容が穏健だったのとで、0.08%上昇して11134ドルになった。特に付け足すこともないのだが、こうして着々と回復基調が定着…

正直ゴールドマン?

ワシントン・ポスト紙など数紙で、ゴールドマンがやっていたことは詐欺に当たらないのではないかという記事が出てきている。まあ、ゴールドマンには証券取引委員会や財務省にいる法律畑の人材よりも優秀な弁護士が大勢ついているだろうから、単純な詐欺でひ…

ゴールドマン、33億ドルの収益

これを皮肉と言わずして…… 昨日発表されたゴールドマン・サックスの2010年第1四半期の決算は、33億ドルの黒字とのこと。記録的な水準である。だが、ゴールドマン社が詐欺で提訴された翌ワーキング・デイである。株価には、ほとんど目立った動きがなか…

ダウは+で。

先週末のゴールドマン提訴で、世界の金融市場に激震が走ったわけだが、明けて月曜日、ダウはなんと黒字で終わった。シティバンクの業績改善が好感されたよし。 ゴールドマンは、詐欺容疑について「事実無根」として反論、徹底抗戦の構えを見せている。オバマ…

ゴールドマン提訴

ついに来た、という感じである。 アメリカ証券界、金融界(今では証券と銀行の垣根が取り払われているので)の帝王だと誰もが考えていたゴールドマン・サックスが、米証券監視委員会(SEC)によって詐欺で告発されているのだ。 金融というのは、けっきょ…

やはりインフレが……

ダウ11123で、ウォール街が採用を増やしているというニュースが入ってきている。ドルは円とユーロに対して微増だ。そのいっぽうで、原油86ドル、金オンス1159ドルだから、もはやインフレ基調も鮮明になりつつあることになる。ついでにいえば、ア…

利上げの近いアメリカ

首都ワシントンで自ら主催した形の核サミットで、イラン制裁について中国の同意をとりつけたオバマ大統領である。ダウも11,000ドルまで戻して、上機嫌なのではないか(われらが鳩山由紀夫首相との会談は非公式に10分だったそうだ。まあ、順当な線だ…

ギリシャの金利低下、されどダウ伸びず

ユーロ圏の蔵相会議がギリシャ支援を明らかにしたことを受けて、ギリシャ国債とドイツ国債の間の金利スプレッドが急落した。400ポイント近かったのが、340ポイントまで落ちてきたのである。 だが、それほどの朗報も、アメリカの株価にはそれほどの影響…

ギリシャ危機はいったん回避……か?

ユーロ圏の蔵相会議が、債務危機で揺れるギリシャに対して300億ユーロを融資する合意に達したようだ。金利は5%で、ギリシャ国債の市場金利よりは低いが、IMFなどの融資の標準よりは高く設定してある。ギリシャにパンクされても困るが、かといって厳…

ラフッド米運輸長官、ギリシャ

レイ・ラフッド運輸長官について、英語版のウィキペディアで調べてみた。イリノイ州、つまりオバマ大統領の地元選出の、共和党の下院議員で、リンカーンを尊敬しつつ、利益誘導を盛大に行うということで、閣僚としての適性については各方面から疑問が抱かれ…

回復の陰に

ダウは上げ、原油はバレル86ドル+、金はオンス1100ドル+と、アメリカ経済は依然好調である。だが「長期金利の値上がりを予想して」円安に振れたという説明は、ちょっと不思議だ。 一つには、今のアメリカは長期金利上昇にとても耐えられないだろうと…

タイはどうなっているのか

タイの首都バンコクでは、アビシット首相の辞任と国会の解散、総選挙を求めるタクシン派の「赤シャツ」デモ隊が中心部に居座っている。二つのスカイトレーン(高架の市街鉄道で、タイに詳しい旅行ライターの下川裕治氏は、これに初めて乗った際に「あまりの…

政局流動化の行方

平沼赳夫氏が新党を立ち上げる。首相の二世、三世の中でまだ首相になっていない平沼氏だが、政治家としての力量はむしろ安倍、麻生、福田、鳩山よりも上だと思われる。政界にもマスコミにも、そんな平沼氏の心酔者は多いようだ。 心酔者が出るのは、平沼氏は…

お久しぶりです。

今日でちょうど二ヶ月ぶりのアップとなります。 この二ヶ月間で、私はテレビに二度、ラジオに一度出演しました。録画撮り(テレビ朝日BS新番組『宮崎哲也のトーキング・ヘッズ』)も、もうじき放映されます。これもすべて『バブルの興亡』のなせるわざと言…