お久しぶりです。

今日でちょうど二ヶ月ぶりのアップとなります。
この二ヶ月間で、私はテレビに二度、ラジオに一度出演しました。録画撮り(テレビ朝日BS新番組『宮崎哲也のトーキング・ヘッズ』)も、もうじき放映されます。これもすべて『バブルの興亡』のなせるわざと言えましょう。
このバブルに関連して注目するべきは、やはり亀井静香大臣です。何の大臣なのかわからないままに、強引に昭和戦後へのタイムスリップを画策する亀井。その秘策は、郵貯預金の上限を二〇〇〇万円へ引き上げるというもの。この預金はすべて政府保証がついているわけで、一般の銀行預金の預金保険でカバーされている分の二倍まで、預金者としては安心できることになるわけです。資金が郵貯へ殺到し、ただでさえメガバンクを凌駕する日本郵政の預金総額は、さらに膨れ上がるでしょう。
亀井大臣が狙っているのは、乱脈貸付による資産価格のでたらめな高騰で、つまりはバブルの再来です。そのために、バブル当時の大蔵事務次官だった齋藤次郎さんを連れてきたものと思われます。夢よもう一度、なわけですが、ユーロ危機で日銀としては引き締めに転じることもできず、いっぽう日本の輸出は完全復調と、バブルの経済的条件はそろいつつあります。
しかも、アメリカでは国内における原油の試掘を再開する模様で、たとえイラン制裁がうまく行かなくとも、原油価格上昇にはブレーキがかかりそうです。今日の世界で最大のインフレ要因が、遠のくわけです。
日本としては、心理要因さえ出れば、もうバブルに向かってまっしぐらです。これは私は、普天間問題処理の失敗、と見ています。鳩山首相としては、

普天間代替地見つからず → 安保交渉決裂 → 安保破棄

と持っていきたいのではないでしょうか。鳩山一郎直伝の、自主外交、であります。これはそうとう、ポジティブな心理効果を持つことでしょう。
エイプリル・フールではなく、やはり日本はバブルの再来に向かっているようにしか思えません。明日からは極力毎日、主要な変数を追いかけるべく、頑張りたいと思います。