一年間でベストの週!

ダウは59.04ポイント上昇して10198ドルで終了。金は1.15%上昇して1210ドルで終了。原油は0.86%上昇して、76ドルで終了。ダウは一週間を通して5.3%の上昇で、これは週ごとの実績としては、この一年間でベストだそうだ。
前回(ちょうど、一週間前)のブログでは「来週末には大暴落」などと予言をしていたので、赤っ恥である。短期の具体的な予測は控えねば、と反省。
だがまあ、この上昇基調が来週も続くとは思えず、そして続けば続いたで、インフレ警戒が強まるであろう。現にオーストラリアとカナダは絶好調だが、これは中国向けのエネルギー、原材料輸出だろう。そして今の回復は、超低金利が株の割安感を出しているだけが原因で起きており、金利が上がれば一発でぽしゃる性質のものなのである。ただし、アメリカで利上げがあった場合、まずはドルの急上昇(100円突破)という形をとることになる。

それよりも恐ろしいのが、韓国の利上げである。2%を2.5%に上げたとか、そんなのだったのではないかな? これの何が恐ろしいかというと、リーマン・ショックの直前に、韓国の中央銀行は利下げを行っているのだ。ドイツの「蛸占い」よりも、よほど注目するべきだと思うのだが。

日本では選挙一色だが、みんなの党が躍進著しい。10人当選するという予測が朝日に載っていた。資金量豊富な候補者を立てたおかげである。じっさいには7、8人当選するのだろうな。それでも今の国会では、一大勢力である。渡辺喜美は細川のパロディで、最初は江田憲司官房長官なのだろう。江田は細川の秘書官(通常は役人ポストだったのが、あえて反霞ヶ関のイメージを出すために、国会の調査員から江田を連れてきた)として初めて本格的に政治と関わったから、官房長官ポストの威力をよく知っているのだな。もっとも、江田にこの要職が勤まるかというと、それには大きな疑問符をつけざるをえない。2ヶ月、という感じだろうか。それでも管の首相任期よりは長いのだが。やがては与謝野あたりに落ち着くのだろう。あくまで渡辺内閣の場合、だが。

それから、どこかの夕刊紙が「自民と公明、選挙協力」と報じていた。やっと出て来たか。前回の総選挙で公明党の議員が全滅したのは、裏切った自民党に対する「けじめ」だった。今回からは、晴れて復活である。

次の暴落局面の引き金は、アメリカのインフレ懸念か、欧州銀行危機の再燃か、はたまた中国のバブル潰しか。いずれにせよ、日本は受け身とならざるをえない。

私の「日本発バブル」の予測に関しては、日銀の妙ちきりんな「成長部門への貸付」にメガバンクが載って「超低利融資」に手を上げてきているのが兆候か。お次は、それらのいわゆる「成長部門」の株価が上昇し始めることになるのだろう。