FRB、利上げ見送るも株軟調

FRBの会合が終わり、景気見通しを引き下げた上で、金利を据え置く決定を下した。
こうなると、超低金利も、景気を盛り上げるというよりは、生命維持装置でしかないことがばれてしまった。住宅関連の悪いデータが出た後だけに、先行き不安が募るわけである。そうした現実を受けて、ほとんどの指数が下向きになった。
ダウこそ0・05%上げて10298ドルになったものの、ドイツ、フランス、イギリスは軒並み株価が一パーセント以上の下げ、またアメリカではS&PもNASDAQもマイナス、10年物財務省債券も金も原油も下げ、である。二番底へ向けた滑降が、いよいよ(何度目の正直?)始まった模様。

ところで、今年の国際情勢を振り返るにつき、先進国では日本とドイツの迷走が、新興国ではトルコのイスラム・シフト(建国以来の国是の放棄に等しい)、タイの首都騒乱、そしてタジキスタンの内戦などが目立っているのだが、実はこれらの国はどこも、アメリカ軍の巨大基地があるというのが特徴なのである。まさに、タジキスタンなんて、アメリカとロシア、双方の基地があるから、トラブルさんいらっしゃいと言っているようなものだ。帝国末期というのは、まさにこんな感じなのだろうか。

閑話休題参院選に向けて、自民党がすごいことになっているみたい。麻生もと総理が生き霊化してとりついたのだろうか。
具体的には、↓をご覧ください。

http://d.hatena.ne.jp/tsumiyama/20100614/p1

大笑いした後で、一抹の恐怖を感じていただければ、幸いであります。